②前方リーチと後方リーチにおける体幹機能
1.座位リーチで前外側方への移動は反対側腰背部が増加します。
2.座位リーチで後外側方への移動は反対側腹筋群が増加します。
*ここが注意点
臨床で勘違いしている場面として、腹筋の筋力が低下がある方で鍛える為に座位で前方への輪入れリーチ訓練を選択してしまう方がいます。しかし、前方へのリーチ訓練は背部の筋活動が高まるため、腹部の筋を鍛える場合は後方へのリーチ訓練を選択する必要があります。
③一側手支持への荷重における体幹機能
・座位で一側手支持への荷重訓練は、荷重量の増加に伴い、支持側腹斜筋群と腰背筋群の増加します。一方、非支持側の腹斜筋群は変化なく、腰背筋群は荷重量減少に伴い増加します。
*ここが注意点
側方リーチは反対側の腹筋・背筋の筋活動が高めますが、一側手支持への荷重は同側の腹筋・背筋の筋活動を高めます。側方移動でも上肢支持が加わると筋活動が変わるということです。
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