立位における体幹機能として、側方移動(左右への荷重)に対して、体幹はどのよな筋活動を行うかお伝えします。
①立位での側方移動は距離の増大に伴い移動側の内腹斜筋群および非移動側の腰背筋群が増加します。反対に移動側の腰背筋群は減少します。
②とくに移動側内腹斜筋の横行繊維が収縮します。
☆ポイントとしては、立位での側方移動は移動側の内腹斜筋の横行繊維の筋活動が高まるということです。横行繊維は骨盤に剪断力が加わることで働く為、座位での側方移動ではあまり筋活動がみられません。座位では斜走繊維が働きます。立位や歩行で体幹・骨盤の安定を得るにはこの内腹斜筋横行繊維の筋活動が必須となってきます。
☆内腹斜筋横行繊維のアプローチ方法
効率よく筋活動を促す為には骨盤の位置が重要になってきます。荷重時に荷重側の骨盤を下制させて行うと横行繊維が活動しやすくなります。手の使い方とし上から押すよりも横からなでるように下げることを意識するといいです。
歩行における筋活動
・歩行においても支持側の腰背筋群(多裂筋・最長筋・腸肋筋)は、立脚期初期および終期に筋活動が増加するが、立脚期中期には筋活動が減少します。
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