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腸骨後傾のパターン
*腸骨後傾は距骨の後方移動と外方傾斜の動きと関連する為、下記の様な運動連鎖をとります。
*腸骨後傾パターンでは矢状面上で股関節は伸展、膝関節は屈曲、足関節は背屈の動きとなります。
*腸骨後傾パターンでは前額面上で股関節は内転、膝関節は内反の動きとなります。
腸骨後傾と足趾の関係
*腸骨後傾パターンでは母趾の伸展の動きとなります。
鑑別方法
自身の身体のパターンが腸骨前傾、腸骨後傾のどちらのパターンなのか鑑別する方法をいくつか挙げます。
①上記であげた図の矢印の方向に、骨を誘導して、パターン別のカウンター誘導を行います。その後に歩行した際の安定性、歩行効率の変化の良し悪しで判断する。(ある程度、専門的な知識、テクニック、判断する目が必要になってきます。)
②足趾の母趾を屈曲させた状態、伸展させた状態どちらの方が下肢挙上の重力感が軽いで判断する。またはSLRの抵抗感で判断する。
③パターン別の運動をした後に体幹の前屈をして、しやすい方で判断する。
例えば、膝を曲げる運動をした後と膝を伸ばす運動をした後で体幹前屈する。→膝を曲げる運動をした後の方が前屈しやすい。→膝屈曲でのカウンターで身体の動きが良くなる。→腸骨後傾パターンと判断する。
以上のようにご自身で判断する場合は、②または③の鑑別方法で評価して判断して頂ければと思います。
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