体を曲げた時に出る腰痛は背部の組織にストレスが集中して起こるケースがほとんどです。
特に痛みを出現させやすい筋肉は【多裂筋】です。そして、多裂筋に痛みを誘発する原因となりやすいのは【大殿筋】というお尻の筋肉です。このお尻の筋肉の硬さをとってあげることが大切になります。
多裂筋について
*多裂筋は上記の図のように背骨に連なって付着しています。その為、この筋肉へのストレスは腰痛に密接に関与します。
なぜお尻の筋肉が関係するのか?
少し専門的なお話になりますが筋肉には筋膜(筋肉を包む膜)というつながりがあります。この膜は筋繊維だけではなく、体全体を包んでおり、筋膜の一部に障害が生じると繋がりのある離れた部位の組織に影響を与えます。
多裂筋は脊柱起立筋群や広背筋といった背中の筋肉と同じ筋膜で包まれており、背中の筋肉が過剰に働くと多裂筋が押しつぶされる様な状態になります。
そしてこの背中の筋肉も大殿筋というお尻の筋肉と筋膜で繋がりがあるのでお尻の筋肉が固くなると、おのずと背中全体が固くなってしまうことになり、腰痛へとつながるのです。
お尻の筋肉をほぐして腰痛を改善しよう!
*一番簡単な方法は寝ている状態で股関節を曲げて、両手で抱え、20秒ほどストレッチすることです。
*それでもまだほぐれない方はテニスボールをお尻の下に敷き、お尻でグリグリしながらマッサージを試してみて下さい。
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