体を反らした時に出る腰痛の改善方法②

腰痛の改善方法をシリーズ化してお伝えしていきます。

体を反らした時に出る腰痛の原因として、骨盤が上手く動いていないケースがあります。体を反らす際は、骨盤が前方へ移動させる必要があるのですが、この動きがでないと背骨に過度にストレスがかかり、腰痛へと繋がります。

では、骨盤の前方移動を促すにはどうすればいいか?

今回のポイントは太ももの前側の筋肉を柔らかくすることです。対象となる筋肉は【大腿直筋】です。

なぜ、大腿直筋が腰痛改善に効くのか?

大腿直筋は骨盤の下前腸骨棘という所から始まり、膝のお皿の上を通って、脛の骨の脛骨粗面という所まで筋肉が走行しています。主に膝を伸ばす筋肉ですが、上記の様な走行の為、骨盤の動きにも関与します。

大腿直筋が固くなると骨盤の角度が前方へ傾きます。体を反らした時に必要な骨盤の前方への移動は、骨盤が水平位(傾きがない状態)での移動です。傾きがあると、この前方への移動が阻害される為、腰痛へと繋がるのです。その為、大腿直筋の柔軟性を高めることが大切です。

大腿直筋のストレッチ方法

①うつ伏せで膝を曲げて、太ももの前側を伸ばす。

②うつ伏せが辛いかたは、長座位で太ももの下に脛がくるように膝を曲げて、太ももの前側を伸ばす。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

理学療法士として病院勤務するかたわら、健康予防にも力をいれて、沢山の人々を健康にして日本を元気にしたいと活動中! また、リハビリ難民にリハビリ提供をしてサポート活動も実施しています! 主な資格 国家資格理学療法士免許 FCTアドバンストレーナー(フットケアトレーナー) jccaアドバンストレーナー(日本コアコンディショニング協会) ひめトレインストラクター(骨盤底筋エクササイズ) 田邊セラピー認定者(CI療法) キネシオテーピング基礎コース修了 関節ファシリテーション(SJF)基礎コース修了 日本妊活協会導入コース修了