下肢の運動連鎖①

人にはそえぞれに適した体の使い方、運動の方向があります。例えば、Aさんには膝を曲げる運動をした方が動きが良くなり、逆にBさんには膝を伸ばす運動をした方が動きが良くなるといった具合です。

リハビリの業界ではカウンター理論という概念があり、それを用いてある程度、運動のパターンを選別することができます。

前回は仙骨のパターンから体幹・上肢の運動連鎖について記事にしました。今回は腸骨の前傾・後傾のパターンから下肢の運動連鎖についてお伝えします。

腸骨前傾のパターン

*腸骨前傾は距骨の前方移動と内方傾斜の動きと関連する為、下記の様な運動連鎖をとります。

腸骨前傾パターンでは矢状面上で股関節は屈曲、膝関節は伸展、足関節は底屈の動きとなります。

*腸骨前傾パターンでは前額面上で股関節は内転、膝関節は内反の動きとなります。

腸骨前傾と足趾の関係

*腸骨前傾パターンでは母趾の屈曲の動きとなります。

 

次回は腸骨後傾パターンについてと、腸骨前傾・後傾パターンの鑑別方法についてお伝えします。

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理学療法士として病院勤務するかたわら、健康予防にも力をいれて、沢山の人々を健康にして日本を元気にしたいと活動中! また、リハビリ難民にリハビリ提供をしてサポート活動も実施しています! 主な資格 国家資格理学療法士免許 FCTアドバンストレーナー(フットケアトレーナー) jccaアドバンストレーナー(日本コアコンディショニング協会) ひめトレインストラクター(骨盤底筋エクササイズ) 田邊セラピー認定者(CI療法) キネシオテーピング基礎コース修了 関節ファシリテーション(SJF)基礎コース修了 日本妊活協会導入コース修了