前回に引き続き食品添加物が多く含まれている可能性が高い、代表的な加工食品を紹介していきます。最後の3つ目は「ハム」です。
100kgの豚肉から120kgのハムができる?
100㎏の豚肉から120㎏のハムができるとはどういうことか?増えた20㎏は何か?もちろん「つなぎ」で増殖しているのですが一番安くて便利なのが水です。しかし、ただ水を入れただけではグチャグチャになり固まりません。そこで加熱すると固まる「肉用ゼリー液」を使用します。すると最終的にハムの形に成型できるのです。
ではこの「肉用ゼリー液」の正体はなにか?
原料は主に大豆や卵白ですが、乳たんぱくた海藻抽出物なども使われ、色や弾力を持たせるために大量の添加物を使用します。
こうした無駄な物で量を増した加工ハムは、その分コストも抑えて大量生産できるため、市場で安く並べることができるのです。
激安価格に疑問を持つことが大切
なぜ、肉が原材料であるハムが、100グラム100円以下で販売される商品があるのか疑問に持つことが大切です。安さの裏にはそれだけの理由があるはずです。そういった激安ハムと無添加ハムのラベル表示をみるとその違いがよくわかります。
激安ハムは豚肉、大豆たんぱく、卵白、カゼインナトリウム、食塩、亜硝酸ナトリウム、L-アスコルビン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、たんぱく加水分解物、ポークエキス、加工デンプン、増粘多糖類、コチニール色素など多くのものが使用されています。
それに比べ、無添加ハムは豚肉、粗塩、三温糖、香辛料などわずかな種類の物で作られています。
もちろん、添加物を使用することでの利便性があることは事実ですが、これだけ多く食品に含まれているということも理解した上で、食品選択をしていく必要があるのではないでしょうか。
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