食品添加物が多く含まれている可能性が高い、代表的な加工食品を3つ紹介したいと思います。まず一つ目は「明太子」です。
添加物によるタラコの脅威の変化
明太子の原材料のタラコは硬くて色のいいものが高級品とされます。しかし、添加物を使用すれば、柔らかくて色の悪い低級品のタラコも高級品タラコのように変化させることができてしまします。リン酸塩や亜硝酸、着色料など数種類ブレンドされた添加物の液に低級品タラコを一晩漬けるだけで身も締まって、ツヤツヤな硬いタラコになります。
明太子に使われる添加物は数十種類もある!?
原材料のタラコだけでも数種類の添加物が使われているのに明太子となると味付けと保存の為に、さらに多くの添加物が使用されます。具体例として無添加の明太子と一般的な明太子の成分を比べてみましょう。
・無添加の明太子
スケソウダラの卵巣、自然海塩、純米みりん、純米酒でタラコを作ります。そこから明太子に仕上げる為に丸大豆醤油、昆布だし、かつおだし、水あめ、唐辛子など無添加の材料のみで味を仕上げます。
・一般的な明太子
スケソウダラの卵巣に、食塩、合成着色料、ポリリン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、亜硝酸ナトリウム、ソルビット、リンゴ酸ナトリウム、ミョウバン、乳酸カルシウム、酢酸ナトリウム、GDL、グリチルリチン、ステビオサイドなどを使用してタラコを作ります。そこから明太子を仕上げる為にグルタミン酸ナトリウム、リボヌクレオチドナトリウム、たんぱく加水分解物、アミノ酸液、ソルビトール、発酵調味料、唐辛子、化学調味料などを使用して味を仕上げます。
明太子に使われる化学調味料の量は総重量の2~3%です。食品の1%程の量でも化学調味料が多い食品とされているのでいかに明太子に含まれる化学調味料が多いかがわかります。
無着色明太子は安全?
はっきり言って、無着色だからと言って安全とは言えません。スーパーで無着色と表示された明太子もラベル表示をみれば、合成着色料こそ使われていませんが、そのほかの添加物はちゃんと使われているのです。
無着色=無添加ではないことをしっかり理解した上で商品を選択して頂ければと思います。
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