今回はとにかくすぐにでも膝痛を軽減したいという方の為に、膝痛で最も多い原因の組織をお伝えします。それはズバリ【膝蓋下脂肪体】という所です!!
膝蓋下脂肪体とは?
膝蓋下脂肪体とは、膝蓋骨の下で、膝蓋腱の深層にある脂肪の塊のことです。
この脂肪体は膝関節の運動に伴って移動して、関節の動きをスムーズにしたり、クッショッン的効果で関節を保護したり、安定させる役割があります。
膝が伸びている時は、膝蓋骨に引き上げられて、膝下前面に分厚く脂肪体が出てきます。
膝が曲がっている時は、圧力に押し込まれて、関節の中へと入りこみます。
なぜ、膝蓋下脂肪体が痛むのか?
実はこの膝蓋下脂肪体は痛みを感じるセンサー(受容器)が多く存在します。また、膝蓋下脂肪体は炎症が起きると、血管がすぐに形成されやすく、血管とともに神経も増えていきます。神経が増えるということはそれでけ、痛みに対しても感受性が高くなります。その為、痛みが発生しやすい箇所となります。
実際に評価してみましょう!
評価の方法は簡単です。
①膝を伸ばした状態で膝下の前面を指で押して、痛みがあるか確認。
②痛いところを指で押したまま、伸ばしている膝を曲げていく。膝を曲げた位置で痛みが減弱または消失していれば、膝蓋下脂肪体が痛みの原因だと判断できます。
改善方法
固まって、動きが悪くなった膝蓋骨下脂肪体を直接ほぐして柔らかくすればいいのです。方法としては膝蓋腱(膝下の前面)の両側を両手でつまんで、横方向(左右方向)へ動かしてほぐします。必ず膝を伸ばした位置で行ってください。
膝下の前面が痛い、膝痛の人の大半はこの膝蓋下脂肪体が原因となっていますので是非、試してみて下さい。
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