筋トレすれば膝痛が治るは間違い!?

膝痛

あなたは膝の痛みを軽減させる為に、太ももの筋肉を鍛えればいいと安易に思っていませんか?もちろん、太ももの筋肉が低下して関節に負担がかかると膝に痛みが出るケースはあります。

しかし、筋トレが膝の痛みを悪化させる恐れがあることを知っていますか?

筋力低下と膝痛の関係

膝が痛い方は【大腿四頭筋】という太ももの筋肉が弱くってなってます。その為、臨床現場でもこの筋肉を鍛えて痛みを良くしていこうと指導されることが多いです。しかし、この筋肉をただやみくもに鍛えただけでは痛みがなくならず、それどころか痛みを悪化させる恐れがあります。

そもそも筋肉が落ちて痛みが出る方より、痛いから筋肉に力が入らなくなっている方のほうが圧倒的に多いのです。前者のように筋肉が落ちて痛みが出る方は何かの疾患や手術後など急激に力が出せなくなった状態の方がほとんどでそれ以外のケースはほとんどありません。

*筋力がない→痛みが出る。

ではなくて、

*痛みがあって→筋肉に力が入らない。このケースが多いので痛みの原因を解決しないといけません。そしてその痛みの原因の多くは【太ももの筋肉の使い過ぎ】です!!

筋肉の使い過ぎが痛みの原因!?

膝の関節は股と足の関節の間に位置しているのでとても負担を受けやすく、関節自体が不安定になりやすいです。安定を保つ為に、筋肉で頑張って固めてしまうことが多いのです。この頑張りの蓄積が痛みとなり、固まった筋肉は関節の動きを阻害する要因にもなるのでさらに痛みを増幅させます。こんな状態なのに筋トレなんかして余計筋肉を酷使してしまったら、余計痛みを出す原因になるのは想像がつきますよね?

痛みを改善するためにはどうすればいいか?

ポイントは3つ!!

①太ももの筋肉をやわらかくする

まずは固まっている筋肉をやわらかくして筋肉や関節が動きやすい環境を作ることが大切です。これをしないでいきなり筋トレをすると痛みを悪化させる要因にもなります。

 

②筋トレではなく筋肉の使い方を覚える

太ももの筋肉を鍛えるのではなく、力の入れ方、抜き方を学習することです。

具体的には膝を伸ばした状態で太ももの前側の筋肉に力を入れる→力を入れた後にしっかり力を抜いて脱力させる。この脱力させることを覚えることが大切です。

 

③太ももの筋肉が最小限の力で立つことを覚える

そしてこれが一番、大切です。痛みの根本的な原因は、普段の姿勢が筋肉に負担のかかる姿勢をとっているからです。この姿勢の取り方を治すことで、痛みが改善できます。具体的な姿勢の取り方は次回に説明します。

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理学療法士として病院勤務するかたわら、健康予防にも力をいれて、沢山の人々を健康にして日本を元気にしたいと活動中! また、リハビリ難民にリハビリ提供をしてサポート活動も実施しています! 主な資格 国家資格理学療法士免許 FCTアドバンストレーナー(フットケアトレーナー) jccaアドバンストレーナー(日本コアコンディショニング協会) ひめトレインストラクター(骨盤底筋エクササイズ) 田邊セラピー認定者(CI療法) キネシオテーピング基礎コース修了 関節ファシリテーション(SJF)基礎コース修了 日本妊活協会導入コース修了