前回、飲水の大切について記事にしました。
前回の記事はこちら→https://hinata-seitaiin.com/%e9%a3%b2%e6%b0%b4%e3%81%ae%e9%87%8d%e8%a6%81%e6%80%a7%ef%bc%81/
今回は、大切な水分摂取もやり過ぎると体を壊すとういうお話です。
過剰な水分摂取は『水中毒』というのを起こします。これはとくに水に毒素が含まれているわけではありません。
具体的には、水を大量に飲むことで体の中の塩分(ナトリウムなど)が薄まって、体を正常に動かしにくくなって生じる症状のことです。
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どんな症状が起きる?
体の中のナトリウムの正常値は約135~145mEq/lです。これが低下してくると
130mEq/l=軽度の疲労
120mEq/l=頭痛、嘔吐、めまい
110mEq/l=痙攣、昏睡
100mEq/l=呼吸困難などで最悪死亡
以上のような症状を現れます。
どうすれば防げる?
①一度に大量な水は飲まないで細目に分けて飲む。
一度に大量な水を飲むと、一気に体の中のナトリウム濃度が下がり、症状を起こしやすくします。
②水だけでなく、塩分も細目にとることが大切です。
具体的には味噌汁や梅干しを食べるなどです(塩分は取り過ぎると逆に喉が渇くので適度な量で)。スポーツ飲料は糖分が多いのであまりお勧めしませんがもし飲む際は、薄めて飲むといいと思います。
③飲水量を少しずつ増やす
理想的な水分摂取量の目安は体重×30mlですが、今まで全然飲水をしていなかった人がいきなり理想の水分摂取量を目指すのは危険です。今までの摂取量を踏まえてそこから少しずつ、理想の水分摂取量に近づけましょう。
注意点
以下の方は安易に水分摂取をお勧めすることはできません。必ずかかりつけのお医者様にご相談して確認してください。
①心疾患をお持ちの方
体内の水分量が増えると心臓が全身に送りだす血液量も増えますので心臓に負担がかかります。
②腎臓疾患をお持ちの方
腎臓の機能が不十分だと尿作って排泄することが難しく、体の中に水分を溜め込んでむくみへとつながります。
③高齢者(80歳以上)
老化とともに体内の循環サイクルは衰えるので注意が必要です。
もちろん、水分摂取自体はとても大切なことなので、上記のことに気を付けながら継続して頂ければと思います。
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