腰痛の改善方法をシリーズ化してお伝えしていきます。
体を反らした時に出る腰痛の原因として、骨盤が上手く動いていないケースがあります。体を反らす際は、骨盤が前方へ移動させる必要があるのですが、この動きがでないと背骨に過度にストレスがかかり、腰痛へと繋がります。
では、骨盤の前方移動を促すにはどうすればいいか?
今回のポイントは太ももの前側の筋肉を柔らかくすることです。対象となる筋肉は【大腿直筋】です。
なぜ、大腿直筋が腰痛改善に効くのか?
大腿直筋は骨盤の下前腸骨棘という所から始まり、膝のお皿の上を通って、脛の骨の脛骨粗面という所まで筋肉が走行しています。主に膝を伸ばす筋肉ですが、上記の様な走行の為、骨盤の動きにも関与します。
大腿直筋が固くなると骨盤の角度が前方へ傾きます。体を反らした時に必要な骨盤の前方への移動は、骨盤が水平位(傾きがない状態)での移動です。傾きがあると、この前方への移動が阻害される為、腰痛へと繋がるのです。その為、大腿直筋の柔軟性を高めることが大切です。
大腿直筋のストレッチ方法
①うつ伏せで膝を曲げて、太ももの前側を伸ばす。
②うつ伏せが辛いかたは、長座位で太ももの下に脛がくるように膝を曲げて、太ももの前側を伸ばす。
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